クリーニングは年2回以上やりましょう
●魚もやっている歯のクリーニング。
ダイビングをしていると大きな魚が口やエラを開けてじっと気持ちよさそうにしているのを見ることがあります。よく見ると2cm位の小さなエビやホンソメワケベラと呼ばれる小魚がクリーナー(掃除屋)として口の中に出たり入ったりして魚につく寄生虫を掃除しているのです。本当に気持ちよさそうにうっとりとして体の色を変える魚もいます。ダイバーがかなり近寄っても逃げません。歯のクリーニングは魚も気持ちがいいのでしょう。

●気持ちの良い「クリーニング」を行っています。
歯の専門的なクリーニングは、歯科衛生士と呼ばれる女性が担当しています。タバコのヤニや、とりきれなかった汚れ、歯石をきれいに取り、ムシ歯予防のフッ素も塗ってくれます。とても気持ちが良いのでしょう。大抵の人は眠ってしまう様です。あなたは歯科医のする、もしかすると痛い治療と気持ちの良い予防とどちらを選びますか。
●大好きな車も、10年間乗りっ放しではポンコツ車になります。
車の好きな方はおわかりでしょう、愛車をワックスがけしたりそうじをすると、とてもきれいになり気持ちが良いものです。又、自分では分からないエンジン内部やブレーキ部分の整備を専門家にやってもらうと、新車の時のように車の性能がよみがえります。歯のクリーニングも全く同じです。毎日自分でやる予防(歯磨き)と専門家(歯科衛生士)のやる予防(クリーニングやフッ素塗布)がいつまでもあなたの歯をまもるのです。では、あなたの歯は何年間使いっ放しですか?
専門的なクリーニングを年に2回は受けましょう。

この車はまだ現役で走っています。

ご自身でなされた歯の手入れを専門的な視点でチェックします。

歯の手入れ(歯磨き)が正しく行われているかどうかをチェックします。磨き方に問題(磨き残しなど)があるときは、歯科衛生士がアドバイスします。お忘れになった正しく効果的な歯磨きの方法を思い出してもらい、身につけていただきます。歯の健康状態は歯科医がチェックします。

ご自身でなさっている歯磨きが的確に行われているかどうかチェックします。
歯科衛生士によって、専門的な歯のクリーニングを行います。

歯面、歯間清掃器具「エバ」


歯科衛生士が「エバ」と呼ばれる特殊な器具を使い歯面、歯間の清掃を行います。この器具はスウェーデンのイエテボリ大学で開発されたもので、この器具で行う歯の清掃は、ムシ歯や歯周病の予防に優れた効果があると世界的に認められています。この器具を使い、歯面を磨き歯肉の間の溝をきれいにしていきます。この操作でプラークを完全に取り除きます。こうしたクリーニングとチェックを行う定期検診(年2回以上)を継続してお受けになれば、あなたの歯と歯肉は常に健康に保たれます。

歯と歯の間の清掃

歯面の清掃とヤニとり
ムシ歯予防のためにフッ素を塗布します。

歯のクリーニングが終わりますと歯面にフッ素を塗ります。フッ素は歯の質を硬くし、ムシ歯を防ぎます。

健康な歯の時から予防診療の定期的継続が理想です。
もし、あなたが50代はじめから、定期的に予防診療を受け続ければ、50代から終生23本の歯を持ち続けることは可能です。
逆に予防診療を受けず、手入れがよくなければ、統計で示すように80代で7.4本しか歯がないということになりかねません。40代から80代までの40年間に、平均して1人毎年0.55本の歯を失っています。特に40代からは歯を失うスピードが早くなります。これは歯周病が急に増え悪化するからです。といっても歯周病は20代から始まっているのです。したがって定期的な予防診療は、20代からの継続が必要なのです。

定期的予防診療では、次のチェックをいたします
ムシ歯のチェック 新しいムシ歯が発生していないか確認します。
歯周病のチェック 歯肉の溝の深さを測り、歯肉からの出血の有無を調べ歯周病の進行状態を把握します。
咬み合わせチェック 咬み合わせのバランスが正しく保たれているか調べます。
補綴物のチェック 「かぶせもの」が壊れたり、はずれたりしていないかを調べます。義歯は細菌による汚れを調べて、超音波洗浄機で洗浄します。
歯根の破折のチェック 神経をとった歯の根は、ひびが入り割れることがあるので、その有無をしらべます。
レントゲン撮影 2年に1回レントゲン撮影を行い、歯の状態をチェックします。