<1997年8月号>

初期のムシ歯は、
すぐに治療しないほうがよい。


◆ムシ歯の早期発見(早期治療)は、とても大切です。

しかし、最近、学会では、初期のムシ歯を、早期に治療することが本当に意味があるのか、という議論があります。

ある研究では、 つめ物や冠(かぶせ物)の平均寿命は、7〜8年という驚くべきデータが発表されています。

実際に20代前半の患者さんの多くは、治療済み歯の再治療が、7〜8年後に行われています。

では、治療しても7〜8年でダメになってしまうのか、といえば決してそんなことはありません。

たとえ、銀合金であっても、十分な時間をかけて良い治療を受けていれば、7〜8年でダメになることは決してないのです。

患者さんが毎日、ご自身で、しっかり予防を行い、年に2回以上の専門的な予防処置を受けていれば、再治療しないですむことが多いのです。事実、当院での治療では同じ歯の再治療はまずありません。

当院では、子供の小さなムシ歯の処置は、とても慎重に行います。まず、ダ液テストを行って、その患者さんのダ液中のミュータンス菌の量を調べ、ダ液の酸を中和する能力を調べて、ムシ歯にかかりやすいかどうかを調べます。

つまり「ムシ歯の危険度(リスク)の判定」をします。もしも、リスクが低いのなら、予防措置をして、しばらく様子をみ、次の定期検診(3か月後)で再度よく調べてから必要なら治療します。

あなたの周辺のかたにも、これらの情報を教えてあげてください。


若者の雑誌「ターザン」6/11日号に
おすすめのホームデンティストとして
当院も掲載されました。

治療後のケアーの重要事項として、メインテナンスの事を具体的に説明しております。

メインテナンスでは、
1.ムシ歯や歯周病のチェック
2.治療の終了したところのチェック
3.ムシ歯予防剤(フッ素)の塗布
4.お口の手入れ方法のチェック
5.専門的な歯のクリーニング
いつも申し上げているように、痛い時の治療だけでは、あなたのお口の健康は一生守ることはできないのです。

◆個人の予防
(フロスや歯ブラシによる毎日1回)

◆専門的な予防(メインテナンス)

必要な治療

この3つがあなたの歯を一生守ります。


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<1997年9月号>

歯科医院の役割ご存知ですか。

いままで歯科医院に行ったことがありますか。歯が痛くて治療を受けに行ったのですか。

例えば・・・虫歯の治療。詰めたり、かぶせたり。もっと進んだ虫歯だと歯の神経の治療。これがけっこう大変ですよね。

麻酔をされて、ゴムの膜をつけられて、大きな口を開けて・・・辛いですね。治療後も痛みが残ります。できればここまで虫歯を進行させないことが大切ですね。

歯科医院に行く理由はこれ以上に、歯石をとったり、歯肉の手術など歯周病の治療、歯を抜いたり、入れ歯を造ったり、歯並びの矯正、顎の関節の治療、口内炎、癌など口の中にできた病気の治療などがあります。

でも、どのようにしたら虫歯や歯周病にかからないようになるのか、という相談に歯科医院へ行ったことは、皆無でしょう。

私たちは、将来の歯科医院の役割は予防だと思っています。もちろん、虫歯などの治療が全く無くなることは無いでしょうが。

歯科医の使命は、歯を削ることではなく、虫歯や歯周病を撲滅することだからです。

すでにスエーデン、フィンランド、オーストラリア、オランダ、ノルウェーでは、虫歯は20年前にくらべて半数になっています。

◆患者さん歯科医歯科スタッフ、この3者のチームワークで歯の病気の予防は可能だと私たちは考え実行しています。だから、歯の病気の予防のためにも、歯科医院に行くことをお勧めするのです。

ご家族やお友達にもこのことを話してあげてください。


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<1997年10月号>
第9回あい歯くらぶ講演会のお知らせ

今回の講演は、日本医科大学講師の冨川節子先生に「メガネの役割と40代からの眼の病気」というテーマで、お話しいただく予定です。中高年に多い眼の病気や、正しいメガネ、コンタクトレンズの選び方などを、わかりやすく、お話ししてくださいます。
多数のご参加をお待ちしております。


日時平成9年10月25日(土曜日)
プログラム
3:50 開場
4:00 あい歯くらぶ総会
4:10 ミニ講演「予防こそ最高の医療ですVII」
          西村歯科クリニック院長 西村 清
4:30 講演会「メガネの役割と40代からの眼の病気」
          日本医科大学講師 冨川節子先生
6:00 懇親会
場所浦和伊勢丹 7F クローバールーム(とんかつ和幸の隣)
会費 2,000円(懇親会費を含む)

出欠のお返事は、10月11日(土)までにご連絡ください。

芸能人は歯が命。
では、あなたにとって歯は・・・?

芸能人は歯が命、というCMが評判です。とくに、これから新人としてデビューするスターの卵は、できるだけ早く、歯の治療をすませておくというのが芸能界の常識。キラリと光った白い歯は、老若男女を問わず私たちに健康的な美しさを伝えてくれます。

どんなに顔やスタイルが良くても、歌や踊りが上手でも、不潔で汚い歯では、スターとして失格。まさに歯が命とりになります。

芸能人だけでなく、すべての人にとっても「歯は命」です。あなたも、学校や社会で活躍するためには、健康な美しい笑顔で人々に愛されたいとお思いのはず。

◆歯は、健康の入り口です。美しさの原点なのです。

ところで、昔は美人薄命と言いましたが、今や美人白明なのです。中国では古くから、美人を表すのに「明眸皓歯」という言葉をつかいました。明るく澄んだ瞳と、笑顔に見える美しく輝く白い歯が、むかしも、いまも美人の条件なのです。

予防法のなかった時代は、前歯や奥歯にムシ歯や歯周病の女性がたいへん多くおられました。

でも現代では、白く美しい歯も澄んだ瞳のどちらも心がけ次第で手に入れることができます。

◆「予防治療」がそれを可能にしたのです。が、しかしご自分で行う予防だけでは、ちょっと心配です。

◆歯の健康は、毎日のブラッシングなどご自分で行う予防と、専門家が行う予防、定期検診(メインテナンス)を年間2回以上受けておくことで、はじめて、安心できる美しい歯を保つことができるのです。

西村歯科クリニックは「美しい健康な歯」を守るあなたのパートナーです。

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<1997年11月号>

当院の駐車場を開放いたします。
患者さんと家族の方、ご利用ください。

当院の駐車場(2台分)を患者さんと、そのご家族の方にかぎり、開放いたします。
どうぞご利用ください。

開放の時間帯。
日曜日祝日終日
平日夜間。(午後6時より12時まで)

◆ご使用になられる場合は前日までに、862-8800または887-5973へ、必ずご予約のお電話をください。

◆ご予約無しにご利用になりますと、次回よりお断りすることになります。

なお、駐車場内での事故や盗難については、一切責任は負いません。ご了承ください。

虫歯は遺伝か感染か?

歯の質(硬さ、酸に対する抵抗力など)や、大きさ、形、歯並び、顎の大きさ、などは遺伝します。虫歯はどうでしょうか。

◆遺伝で虫歯の乳歯がはえてくることはありません。でも、虫歯の多いお母さんのお子さんに虫歯が多いことはあります。

お子さんが誕生して平均6カ月すぎると乳歯(前歯)がでてきます。離乳食が始まるのもその頃です。離乳食をどのように食べさせていますか。きっと、味見をしたり、熱いときはお母さんが自分の口で冷ましてから食べさせるなど、愛情いっぱい。見ていても、ほほえましい光景です。

ところで、虫歯や歯周病を起こすのは口の中にいるバイ菌ということはご存知ですね。

◆治療していない虫歯があったり、歯石がついたままだと、その人の唾液中には、虫歯や歯周病を起こすバイ菌が異常に増えています。

その結果、もしお母さんがこんなお口だったら、スプーンやフォークからでも、バイ菌は子どもの口へ入りこんでしまいます。

◆歯の清掃が十分できないお子さんに、虫歯ができたり、歯石がついてしまうことになります。

ご自分の子供には、虫歯や歯周病で嫌な思いをさせたくありませんね。

お母さん、まず自分のお口に中をきれいにすることから始めてください。

◆きちんと治療して、予防を心がけること。それが、あなたのお子さんの、健康な歯を守ることにもなるのです。

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<1997年12月>

「キシリトール」を、ご存じですか?

ムシ歯予防に効果的と、テレビや新聞などで宣伝されている「キシリトール」は天然の糖分でプラム・キイチゴ・カリフラワーなど農産物、白樺・樫の木などの森林資源の中に含まれています。

ムシ歯菌が好む糖分は、砂糖ですが、キシリトールはこれと違って、ムシ歯菌が増えるのをおさえる働きや、唾液中のカルシウムを安定させ、歯を再石灰化させる働きもあります。

食事や間食の直後に「100%キシリトールガム」を、5分〜10分咬むと、最も効果的です。「キシリトール」のムシ歯予防効果と咬むことで唾液の分泌が促進され、唾液がムシ歯菌の出す酸をうすめて、いっそうの効果が期待できます。

◆ペットもかかる歯周病
人間と同じような軟らかい食物ばかり食べているペットも4〜5年するとムシ歯や歯周病になり、歯肉から出血したり、ウミが出て、口が臭くなり、ついには歯が抜けてしまいます。野生のサルに歯周病がないのに飼育されたサルでは歯周病を起こします。それは毎日食べている食物のせいなのです。

◆野生のサルに歯の病気は少ない?
野生のサルが、生のサツマイモをガリガリとかじれば、歯と歯肉はマッサージされ自然に汚れが取れます。食物をとりながら食物でブラッシングしているのです。でも、ふかしたサツマイモの様な軟らかい物を食べている飼育されているサルでは、歯や歯肉に食べカスがたくさんくっついたままになり終いにはムシ歯や歯周病になってしまうのです。
人間も同じで軟らかい物ばかり食べていると歯や歯肉に汚れがついたままで、ムシ歯や歯周病になるのです。でも急に食生活を変えることはできません。だから繊維性の食品で歯肉をこすって汚れを落とす代りにブラッシングやフロッシング(糸ようじ)をするのです。

◆百獣の王ライオンも歯が命とりになった!!
アフリカの野生動物保護官が弱って死にそうなライオンを保護しました。調べてみるとライオンの口にイボイノシシのキバがささっていて、それが原因で水も食物もとれなくなり、飢えて死ぬところだったのです。人間は火を使って食物を軟らかくしたり、ナイフや道具で食物を軟らかく細かく調理することを知っているので、咬めなくなっても飢えて死ぬことはないのです。でもシマウマもライオンも歯を失ったら胃や腸を失うのと同じですぐに死んでしまうのです。


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