<1999年1月>
しっかりかむと人生が楽しくなる

人間と動物の食事の違い
動物は人間と違って、大変早食いです。これは、動物は食事を楽しむのではなく、生命維持のための栄養補給として食べるだけであって、料理についてウンチクを傾け、話をしながら楽しく食べるということはありません。

知的な食事は脳を活性化
味覚、臭覚、触覚など感覚を総動員して「このモズクは歯ごたえがあってちょっと甘くおいしい、色が黒く太めだが、やっぱり、新潟産なんだ」などと歯ごたえを楽しみ、その素材のもつ味が分かるようになり、季節感や、風土感を感じ、会話を楽しむことができます。食後の余韻も含めて、これらはすべて脳に伝わり脳が心地好いと感じます。この様に知的な食事は脳の中で、生命維持のための本能を調整する脳幹、喜怒哀楽やムードを感じる大脳辺緑系、そして言語や文化にかかわる大脳新皮質を活性化することになります。

口からの情報が脳を育てる
人間が感覚器官を通して入手する情報は、手足からは4分の1ですが、残りの半分はすべて口を中心とする顔からのものなのです。口からの情報が大切で、特にかむことが脳を刺激し育て活性化していることが分かります。

よくかむということが、人生をより楽しく、味わい深いものにしてくれます。歯を大切に!
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<1999年2月>

「無料歯科相談」のお知らせ
お話をうかがう事が主となり、必要があればお口の中を簡単に診ることもあります。
但し、詳しい診査や処置は行いません。又、緊急処置も行いません。
歯科治療に関する相談が主になります。

日時 A.M.9:00〜P.M.7:30(木・土・日・祭日を除く)
*電話での予約が必要です。
突然のご来院はお断り致します。

●FAX番号がかわりました。新番号は048-862-8924です。
口腔外バキュームって何?


◆昔から歯科医師は、職業別の平均寿命がかなり短い方でした。とくに呼吸器系疾患(肺ガン、肺炎等)が死亡原因のトップでした。

◆これらの病気は、歯を削る時の切削粉を吸引しておこる職業病の一種といわれています。いつもこんな危険にさらされているわけではありませんが、患者さんも切削粉を吸引する可能性があります。

◆高速で歯を削る道具(ハンドピース)ができたため、歯を削る時は、金属片や歯の削りかす、血液、口腔内細菌などがスプレー状にあなたの口の周りを飛び交います。
顔や目、口、鼻に散って、とても不快です。でもこれは不快なだけでなく、体(肺)にとても悪い粉じんなのです。小さなバキュームだけではこれらは取りきれません。

◆当院では11年前から「デンパックス」と呼ばれる、大型の口腔外バキュームを口の付近に置いて、これらの汚染物質を効果的に吸引、除去して、あなたの肺や目、鼻に歯や金属、細菌等の切削粉じんが入らないように予防しています。

ですからとても安全です。
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<1999年3月>

口の中を清潔にしておくと肺炎が防げる

老人性肺炎のほとんどが、口の中や、喉の微生物の不顕性誤嚥によっておきています。
すなわち、バイ菌を知らずに肺へ飲み込んでしまい肺炎が起きることから、歯ブラシやフロスによる歯の清掃が老人性の肺炎を予防します。

ムシ歯や歯周病の予防は体の健康への予防です。


歯が元気だと体も元気


歯周病がなければ、安産

未熟児出産や早産の原因の中に、歯周病のバイ菌があります。歯周病の炎症が起こると、その、細菌感染に反応してサイトカインなどの伝達物質が多く誘導されすぎて、胎児に影響を与えて早産を起こすと言われています。

歯周病がなければ、心臓も安心

歯周病の患者は心臓病にかかる頻度が高いといわれ、特に感染性心内膜炎の45.5%は歯の病気からと言われています。これは一過性の菌血症を生じやすいためと、細菌の内毒素がつくった免疫物質や酵素が血流中で循環障害を起こすからと言われています。

ムシ歯の根の膿も病気の間接的な原因

ムシ歯の根にいるバイ菌が糸球体腎炎の原因だったり、これらの細菌性抗原がリュウマチ性関節炎と関係しているとも言われています。


ムシ歯や歯周病の治療と予防は体の健康への治療と予防です。

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<1999年4月>

<なぜ痛いの?Q and A>

Q1.金属をつめたり冠をかぶせたりした後、冷たい物を食べるとツーンと痛いのはなぜ?

A. 健康な歯は、神経が硬いエナメル質で被われていて、熱の伝わり方がとても遅くあまりしみません。でも下図右のように、熱の伝わり方がエナメル質の3,000倍以上良い金属に被われてしまうとすぐ神経に伝わるので、しみるのです。


Q2.では、いつごろまでしみるのでしょうか。

A. 冷たい物や熱い物の刺激が続くと、神経(歯髄といいます)の表面が石灰化して、第2象牙質という硬い、熱の伝わりにくい組織に置き換わります。こうなると、金属と神経までの距離がふえた事になり、あまりしみなくなります。人によって違いますが、3〜6ヶ月位かかるといわれています。少しの間しみてもご安心下さい。




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<1999年5月>
個人差があるムシ歯の予防


唾液が多い人と少ない人。若い人とお年寄り。リラックスできる人とできない人。
甘いものが好きな人と嫌いな人。間食が多い人とそうでない人。
このように皆さんそれぞれの体質やライフスタイルがあります。
だからムシ歯予防も個人差が出てきます。
個人差があるムシ歯予防を行うには、その人の食生活、唾液の性状など、すなわち、
ムシ歯のかかり易さを知って行う必要があります。
私たちが唾液検査と食生活の質問をお願いする理由です。




<子供の歯をムシ歯から守ろう!>

日本のムシ歯へ取り組みの間違い
今までの日本における学校や歯科医院での検診はムシ歯は予防するものではなく治療するものという考えから行われ、その結果日本の子供たちの歯には治療済みの歯が多くなってしまいました。ヨーロッパの先進国では、国や国民の努力によりムシ歯そのものが減っています。


ムシ歯への正しい取り組み方は
治療しないですむ、生えてきたままの歯が一生ある事が最高の健康ですから、このためには、ムシ歯がなぜできるのか、ムシ歯を予防する方法は歯磨きだけでよいのか、食事との関係はどうなのか。このように考えると、学校や歯科医院ではムシ歯の原因と、その予防についての情報を与え、特に歯科医院へは治療のためにだけでなく、予防のために定期的に通院して、専門的な歯のクリーニングを受ける必要があります。


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<1999年6月>
歯の神経はとらない方が良い?


図のようにムシ歯の中期では冷たい水がしみたり、食後しばらく歯が痛んだりします。
少し前まではこんな時にはすぐ神経をとる治療をしましたが、現在、当院では、特別な薬によりムシ歯の進行をおさえ神経を保存することを試みています。これは歯の神経を大切にしたいからです。
そのためにも早目にご来院下さい。
なぜ痛いの?Q&A

Q1.神経をとったのに歯が痛いのはなぜ?
A1.神経は歯と独立してあるものではありません。
歯の根の先から顎の中を通って、脳までつながっているのです。歯の神経をとったといっても、実際には根の先でこの神経の一部を切り取ったわけですから切り傷があります。
根の神経の治療は、この根の先まで消毒しなければならないので、道具や薬が、残った神経の切り傷にふれると痛いのです。
Q2.神経の治療が終わったのに痛いのはなぜ?
A2.薬が神経のあった穴の先まではいっています。
強く咬むと、この薬が根の先の切り傷を刺激するため、人によっては2〜3日歯がうくような痛みがありますが、1週間以内に大抵治ってしまいます。


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